強い人から学ぶこと

 

昨日はやや遅く、20:30まで仕事をしていて、

もうメンバーも誰もいないので帰ろうと思ったところだった。

パソコンを閉じて支度を始めると、隣に座っていた同期K君も変える支度を始めた。

 

お疲れ様です!とフロアに声をかけてさっと出た。

廊下でどたばたと足音がしたので、

私も足速になった。

 

 

追いつかれる焦燥感が嫌いで、

はやく乗って乗った瞬間ボタンを押すことだけ考えていた。

 

足音が後ろに来る前に、エレベーターが来た。

「閉じる」のボタンをすかさず押したけど、後5センチで止まるというところでドアが開いた。

「ごめんな。」

 

「いや、私こそごめん。」

 

なんとなく並んで歩いて駅に向かう途中、

 

「あのさ、10分とかでいいから、なんか、飯くわん?」

 

「…え…。?」

 

「いや、ほんまにちょっとでいいねん。」

 

私の返答が冷たかったかな。

棘があった気がして、申し訳なく思った。

「いいね何食べようか!おなかすいた~!」とか何とかいって中華屋にはいった。

 

2時間くらい話たのか、デキャンタの水が尽きた。

 

ほとんどインドの話だった。

 

私も沢山質問したし、彼も沢山話した。

ーインドのどこいいったの?

―何で行こうと思ったの?

―そこで何したの?

―どう思ったの?

 

―フィリピンはこんな国で、

―インドは5年後にはこうなってる。

―インドには前はこういう事情で行って、また今年の冬いく。

ミャンマーは、調べている、色々。

 

 

中でも彼の話の中で印象的だった話がある。

「ビジネスで成功するには2つタイプがって、1つは…」

というビジネス成功者論。

まわりの成功者を観察して抽象化したみたい。

 

彼からは、常にまわりの人の良いところを説明する癖がうかがえて、

私は本当に素晴らしいと思う。

つい、そんなあなたの方が凄いよ、と言いたくなるけど、

彼は謙遜したくて言っているのではなくて、純粋に心から思って言っているから、

ささらないなと思って言うのを辞めた。

 

そして、2つめ。

「俺にはビジネスのセンスはないから、

ビジネスモデルを考案すんじゃなく、自分がビジネスのコンテンツになるねん!」

という夢。

 

ちなみに、自分がコンテンツになるというのは、

インドでボリウッドスターになるという意味らしい。笑

 

おまえもダンス好きやろ!一緒にやろや!

ムンバイでオーディションやってんねん!

 

インドで毎年作られる映画の本数は1000本。日本の約10倍。

そして、今エンターテイメントが流行ってきており、日本アニメが流行ってきているらしい。

つまり、日本の約10倍の市場規模のエンターテイメント業界において、日本への注目が高まっている。次期に日本人役者の需要がくる、と彼はよんでいる。

 凄い先読み力。ちゃんと市場分析してるのね。

 

YouTubeで「ボリウッド映画 ダンス」と調べて眺めてみる。

2人と携帯の間に、よくわかんない音楽が流れて、ちんぷんかんぷんなストーリー、とにかく人が踊りまくってて、

 

「???」な世界観。

 

隣のおばさんが怪訝そうに私たちを、

じーっと見ていた。

そりゃそうだ。笑

 

「よくわからないけど、なんか楽しそうね」

 

ということで、私もムンバイでエンターテイメントを体感してくることにした。

8月下旬渡航です。

 

内定者の時からよく、

「でっかいことしよーやー!面白い人生にしよーやー!」

と言っていた彼と、

たまたま同じ拠点で働いている。

不思議。

 

21時過ぎ、2人以外誰もいないオフィスで残業してる時は、

「現実はパソコンにはりつくサラリーマンか〜」

とか思っていたけど、

彼、心の中の野望は消えていなかった。

 

途中、彼が持ち出した部落の話。

 

「そういう環境で育ったら、強くなるよ。」

 

適切かわからなかったけれど、

私からしぼりだせる言葉の限界だった。

 

島崎藤村の破戒を思い出した。

主人公は、強い人だったな。

 

私も彼みたいに、

いつも果敢で心が強く、

目の前の人を尊敬できる人になりたい。

 

札幌の地下街で、

残業後、中華を食べながら、

インド市場の今後の展望を見据えて現地に思いを馳せるなんて、良く考えたら、

おかしいな。(笑)

 

 

こんな土地だからこそ、

こんなタイミングだからこそ、

彼と出会えて私は幸せだ。嬉しい。

楽しい夜をありがとう。

エレベーター開けてくれてありがとう。